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ハサミをキるそらべるの夢

私がみた夢をもとに短い小説を書きます。

奇妙なミッキ

 

 今日は友人が家に泊まりに来ている。夕方から一緒に遊んでいて、そのまま泊まることになった。

 

 勿論そのまま就寝するわけもなく、その友人は私の漫画を読んだり、少し一緒にゲームをしたりしていた。

 

 午前一時ごろ、そろそろ寝ようかと言うときに、誰かが家に訪ねにきた。

 

 玄関のドアを開けると、そこにクラスメイトが立っていた。

 

 ミッキと呼ばれる(そう呼ぶのは私しかいないが)彼の手にはなにやらコンビニの袋が握られていた。

 

 ミッキは私の家に一言も話さず入ってきて、部屋にいた友人のもとへ向かった。

 

 ミッキの持つ袋にはモンスターエナジーが三本入ったいた。

 

「わざわざ買ってきてくれたの?」

 

私は言った。しかしどうして寝る直前にモンスターエナジーなんて買ってきたのだろうか。

 

 まあモンスターエナジーは好きなので貰っておこうと思った。

 

 しかし、ミッキは三本を袋から出した後、

 

「お前らにやるとは言ってない」

 

と言い、それらを全て飲んでしまい、そのまま帰ってしまった。

 

 何をしに彼はここまで来たのだろうか、だいたい彼の家は私の家から電車に乗って一時間ほどかかるのだ、どうやって帰るつもりなのだろうか。

 

 訳が分からないまま、私たちは眠りについた。

 

 

 後日、学校でテストがあった。数学のテストであり、そこそこ難しい問題であったが、私は半分以上空で、道路に面する窓の方を見たりしていた。

 

 他のクラスメイトの集中する姿を眺めていると、後ろの方から、ううううううううというような低い唸り声が聞こえて来た。それはミッキの声だった。

 

 クラスメイトは皆ビックリして、ミッキの方を振り返る、彼は別に苦しそうな表情をしているわけではなく、問題に集中しながら唸っていうようだった。

 

「トラックが突っ込んでくる」

 

唐突に彼は言った。

 

 次の瞬間バシャーンと沢山のガラスが割れる音とともにトラックが教室に突っ込んで来た。

 

 怪我人は出なかった。